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■TikTok for Business JAPAN Awards 2024 Creative Category

ビジネスや社会にインパクトを与えたTikTok広告を表彰する「TikTok for Business JAPAN Awards 2024 Creative Category」の受賞作品が発表されています。
5つの部門賞と、その中から選ばれたグランプリ作品について。

対象: 2023年1月1日〜2023年12月31日に配信されたキャンペーン

Web
https://tiktok-for-business-awards.jp/

〈アワードについて〉

〈5つの部門〉

〈審査委員〉


【グランプリ】
5つの部門賞作品の中から選ばれたグランプリ作品
■日本マクドナルド/バリューセット「#シズル文學」
電通
シンプルかつレガシーな動画であっても工夫次第で強烈に感情に訴えることができ、予算が少なくても少人数のチーム体制でも、アイデアさえあれば逆転できることを証明した。また、表現としての斬新さとその発見によって、さらにTikTok広告を発展させられるのではという未来への期待を感じさせる点も評価された。キャンペーン名自体にハッシュタグを取り入れたりASMRの利用など、TikTokの中でユーザーによって生み出された表現を活用することにおいて、共創の流れを生み出している。クリエイティブの斬新さ、TikTok広告の未来、TikTokらしい共創など、どれをとっても表現されている素晴らしいキャンペーンであり、グランプリに選出された。


【部門賞】
〈Best Business Impact 部門〉
TikTok for Businessを活用し「物やサービスが売れた」などの具体的な成果をあげ、ブランドやサービスに対してビジネスインパクトをもたらしたキャンペーン
■ビオレ 瞬感ミストUV/2023TikTokキャンペーン
博報堂
〈概要〉
TikTok活用3年目である今回は、これまでに生活者と共創し得た知見を最大限活用し、新剤型“ミストUV”の購買意欲を喚起するフルファネルスキームに挑戦。直感的に使いたくなる広告キャンペーンを目指し、TikTokクリエイターの方々と“ミストを吹きかける使用体験“をリアルに感じさせる短尺動画を制作し、TikTok広告で発信した。
〈受賞理由〉
数年にわたるセルアウトの施策が功を奏し、素晴らしい販売実績を残した。TikTokを活用した施策が売上に貢献した好事例といえる。ブランドとクリエイター、双方からのクリエイティブのバランスがとてもよく、ユーザーの欲しい情報を動画に盛り込んで購入やリピートまでつなげられる信頼感を醸成した。また、動画には親和性の高い人気クリエイターを起用し、UGCを生み出しやすくする工夫も見られる。販売実績だけでなく、クリエイティブとしても非常に優秀だと評価できる。


〈Best TikTok Creator Collaboration 部門〉
TikTokクリエイターと企業やブランドとのコラボレーションを実施し広告目的を達成したキャンペーン
■アース製薬/モンダミン「恋するモンダミン」
ワンメディア
〈概要〉
将来的なブランド購入層である若年層(20-30代)に、自身のブランドとして関心を持ってもらい、モンダミンが受け入れられることを目的として、「お口、クチュ、クチュ。モンダミン」というブランドエクイティ(サウンドロゴ、キャッチコピー)を活用した施策を実施。さらに、音源を活用して複数名のTikTokクリエイターとのコラボ動画も展開した。
〈受賞理由〉
「お口、クチュ、クチュ。モンダミン」という旧来からあるブランドエクイティを活用し、リブランディングを実施。TikTokクリエイターとのコラボを中心とし、オフライン施策/PV展開まで多角的なプロモーションを展開した。その中でも、企業側からコラボオファーを行い、対等な立場でコラボを進めていった試みが秀逸であった。TikTokで起きている事象やトレンドをキャッチアップすることで耳に残る曲を制作し、広告としてそのトレンドに乗っかったことにより、ユーザーの参加ハードルが下がり、UGCが多く生まれた。


〈Best Activation 部門〉
運用型広告における評価指標において高い実績を残し、効果を出すための適切なPDCAサイクルを実現したキャンペーン
■ユニ・チャーム/ソフィ「さらけだ荘」
博報堂
〈概要〉
日本では、生理に対してまだまだタブーな印象があり、人と生理について会話することに抵抗を感じる人も多い。そんな中でもZ世代のような若年層は、生理に不慣れにも関わらず情報を人に聞いたり悩みを相談したりする場がない。そこで、「7日間は、変えられる。」という信念を持ったソフィが、若年層に生理期間を快適に過ごしてほしいという想いで、生理について「学ぶ、そして語り合える場」を提供するため本キャンペーンがスタートした。「さらけだ荘」では、Z世代にリアルに寄り添ったオリジナルのキャラクターが生理や性にまつわる話を対話型で繰り広げ、企業とユーザーが対話できるコミュニティを構築した。
〈受賞理由〉
他人と共有しづらい悩みをポップなショート動画で表現することで、会話が生まれやすくなる土壌を作り、ユーザーが気軽にコメントできる場として、企業とユーザー、またユーザー同士でのインタラクティブな対話を生んだ。このコメント欄を通じて、定性的な新しいPDCAサイクルの回し方にチャレンジするという、TikTokを使った企業とユーザーの新しいコミュニティを作った。企業からの発信でユーザー同士が発話し、そのアクティベーションによりブランドと社会が変わってゆく今後のTikTok運用型広告の可能性を示した。


〈Best UGC Driver 部門〉
楽曲やBranded/Community Effect・投稿テーマなどのクリエイティブアイデアを通じてエンゲジメントを向上させ、多くのユーザーが共感し、ユーザーの投稿やモチベーションが最大化したキャンペーン
■リクルート/ホットペッパービューティー #エゴい髪型でキメろ
ワンメディア
〈概要〉
ホットペッパービューティーのサービス未利用者へのアプローチによる新規予約数増加を目的に、TikTokにおいて「推し活」コミュニティが活発な『ブルーロック』とタイアップ。ファンである生活者自身に拡げてもらう新しいUGC創出アプローチを行い、「推し活」全盛期とも言える現代で、TikTokのUGC文化を活用したIntellectual Propertyタイトルのファンと共創するタイアップ広告を実施した。
〈受賞理由〉
世間的な認知よりもTikTokでの認知を理解し、アニメキャラクターを使いながらTikTokの特性とファンの心理を活用。Intellectual Propertyのコアなファンに訴えかけることで、熱量が高ければターゲットにきちんと届き話題性を確保できるという好事例となった。TikTokクリエイターを起用しなくても、ユーザーがUGCを生み出したくなる仕掛けを作ることでTikTokの間口を広げ、いろいろな人に創造性を発揮してもらえる可能性を示した点が秀逸。


〈Best Innovation部門〉
これまで前例のないTikTokの新たな活用方法にチャレンジし、ユーザーに新たなエンターテインメントを提供したキャンペーン
■日本マクドナルド/バリューセット「#シズル文學」
電通
〈概要〉
値上がりが続く昨今の世の中において、ランチセットがお得な価格(500円台)で楽しめる「バリューセット」を訴求することが目的。マクドナルドでのリアルな食体験を朗読劇として描き、要素を最大限絞ることで余白を作った。没入感のある“新しいシズル表現”を創出したTikTok広告。
〈受賞理由〉
TikTok広告のセオリーを覆すシンプルな小説風の文章とASMR、最小限の写真で動画を構成するまったく新しい見せ方が秀逸。TikTok上で読み上げる短編小説がヒットしたモーメントを掴むだけでなく、表現のユニークさを追求しつつ、緻密な計算に基づいた新しいシズル感を醸成した。引き算の発想でまったく新しい表現をしている点、人やコストをかけずとも逆転できるという可能性を示した点、また、表現としての斬新さとその発見によって、さらに広告を発展させられるのではという期待を感じさせる点が高評価。


各部門のノミネート一覧

〈Best Business Impact 部門〉

〈Best TikTok Creator Collaboration 部門〉

〈Best Activation 部門〉

〈Best UGC Driver 部門〉

〈Best Innovation 部門〉